子どもの食べ物の好き嫌いは「妊娠中の食事」に影響される?胎児と味覚の豆知識

「ニンジンが嫌い」など、子どもの食べ物の好き嫌いに手を焼かされるママはとても多いですが…

「子どもの食べ物の好き嫌いは妊娠中のママの食事が原因かも」

と言われたらいかがでしょうか。

実は、子どもの食べ物の好みがママの妊娠中の食事に影響されることを示す研究報告があるのです。

なぜ、妊娠中の食事が子どもの食べ物の好き嫌いに影響するのか?

これを知っておくことで、将来、子どもの食べ物の好き嫌いを減らすことができるかもしれません。次に詳しくお伝えしていきます。

お腹の中の赤ちゃんはママの食事を一緒に味わっている?

お腹の中の赤ちゃんはママの食事を一緒に味わっている?お腹の中の赤ちゃんの味覚の発達について

お腹の中の赤ちゃんの味蕾(みらい)が形成され始めるのは妊娠8週前後です。味蕾は食べ物の味を感じる器官であり、すべての味は、口の中にある味蕾がキャッチして脳へ送ることで感じることができています。

妊娠12週前後には味蕾は成人並に発達。妊娠20週頃には、舌や口腔内の感覚が形成され、甘味と苦味を感じられるように。

味蕾の形成のピークは妊娠5ヶ月~生後3ヶ月。数は成人よりも3割も多く1万を数えます。つまり、この時期は大人よりも味に敏感です。

妊娠中のママの食べ物・飲み物が羊水の味に影響する?

ママの食事からもたらされる風味豊かな化合物は、胎盤から羊水へと入っていきます。羊水はママが口にした食べ物・飲み物の影響を受けて、甘くなったりしょっぱくなったりすることがわかっています。

羊水の味は、ママが食べたもの飲んだものの影響を受けて、日々変化しているのです。

胎児は羊水を飲みながら味覚を形成している!

妊娠時期が進むにつれ、胎児は羊水を飲んだり排出したりを繰り返すようになります。赤ちゃんは羊水を肺にまで取り込んで、生まれてからの肺呼吸の練習と準備をしているのです。

このとき胎児は、味が変化する羊水を飲みながら味覚を形成している、と考えられています。

ちなみに、妊娠後期の赤ちゃんを観察したところ、甘い味を好み、苦味を嫌うことがわかっています。ママが甘いものを食べていると、羊水をたくさん飲み込むようになります。栄養になる甘い糖質を積極的に取り入れ、毒になりそうな苦みを警戒するのは、生物としての本能だそうです。

子どもの食べ物の好みが「妊娠中の食事」に影響されることを示す研究報告が…

子どもの食べ物の好みが「妊娠中の食事」に影響されることを示す研究報告が…

米ペンシルベニア州フィラデルフィアのモネル化学感覚センターの研究者らは、妊娠中の食事が生後の赤ちゃんの味覚に影響することを確認するために、下記のようなグループを作り調査しました。

グループ①妊娠後期に300mlのにんじんジュースを週4日、3週間飲む。かつ、産後2ヵ月間、母乳の授乳中に同様のことを繰り返す。
グループ②にんじんジュースは全く飲まない。
グループ③妊娠後期にだけ、にんじんジュースを飲む。
グループ③母乳の授乳中にだけ、にんじんジュースを飲む。

その結果、妊娠中も授乳中もにんじんジュースを飲んだママの子どもが、乳離れ後、他のグループの子どもよりも明らかに、にんじんを好んで食べるようになったとのこと。

羊水や母乳に、ママが食べたものの味や香りがついているため、子どももその食べ物に好感をもつのだそうです。

少なくともこの実験結果をみるかぎりでは、「子どもの食べ物の好みは、ママの妊娠中の食事に影響される」可能性があると言えるでしょう。

似たような研究報告は他にもありますし、ヒト以外でも、ラットの研究でも同様のことが示されています。

食物新奇恐怖症(ネオフォビア)がポイント!

食物新奇恐怖症という現象は、子どもはもちろん、大人にもあります。簡単にいえば「体験したことのない味に対し危険を感じる」というものです。食べることは生死に関わること、生物の本能ともいえるでしょう。

大人であれば、今までの経験であったり、Google検索などで情報を得ることで知識をカバーし、新しい味わいを楽しみながら挑戦できますが、子どもの場合は慣れるまでに時間がかかるケースが多いでしょう。

つまり胎児のときに体験した味(ママの食べ物の味)は生後も覚えているため、生まれて初めて食べたものでもすぐに適応できる、と考えられるでしょう。

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子どもの食べ物の好き嫌いを減らすためには「栄養バランスの良い食事」が一番!

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以上のことをまとめると…

ママが妊娠中によく食べていたものは、羊水にわずかながら味や香りがして、子どもが覚えているために好んで食べるようになる傾向がある。
逆に、ママが嫌いなものを一切食べないような偏った食生活をしていると、胎児はその味を知らないまま生まれてくるため、将来の食べ物の好き嫌いに影響する可能性がある。

「じゃあ、野菜大好きな子どもに育って欲しいなら、妊娠後期に野菜をたくさん食べたら良いのか?」といえば、そう短絡的に結論づけられるものではありませんが…、上記の研究報告から、1つの可能性として期待できるのではないでしょうか。

将来、子どもの食べ物の好き嫌いを減らすために、妊娠中にいろいろな食材をバランス良く食べるのが一番でしょう。さらに、食材の素材や味などにも気を配り、いろいろな味覚を赤ちゃんに伝えてあげられると良いですね。

「赤ちゃんがお腹にいるときから食育は始まっている」ということを意識していただけたらと思います。

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