妊娠中はカレーを食べてOK?妊婦さんに守って欲しい3つの注意点

「妊娠中だけどカレーを食べても大丈夫かな?」

「スパイシーだしあまり食べない方が良いのかな?」

このように妊娠中にカレーを食べることについて、お悩みや不安のあるママも多いようです。

カレーが好きで食べたいけど、赤ちゃんのことを考えると不安…。
特に、妊娠初期の食生活は気になるところでしょう。

今回は、妊婦さんとカレーについて、

・妊娠中にカレーを食べることの危険性やデメリットのこと
・逆に!妊婦さんがカレーを食べるメリットのこと
・メリットだけを得るためのカレーの食べ方のこと

などなどお伝えしていきます。

記事を読み終わる頃には、妊娠中でも安心してカレーを食べれるようになるでしょう。

妊娠中にカレーは危険?カレーを食べる3大デメリット

妊娠中にカレーは危険?カレーを食べる3大デメリット

まず最初に、「妊娠中はあまりカレーを食べない方が良い」とされる理由についてお伝えします。

カレー含まれるスパイスが胃腸に負担をかけやすい

カレーにはたくさんのスパイスや香辛料が含まれています。スパイスや香辛料の刺激によって、胃粘膜を傷つけたり、消化に時間がかかってしまうことも。

つわりの症状がツラい時や胃が荒れている時などは、カレーを食べるのを控えた方が良いでしょう。お腹が緩く下痢っぽいときも、消化に負担がかかるカレーは避けた方が良いと考えられます。

また、妊娠中にはオススメできないとされるスパイスがあります。

シナモン・セージ・タイム・スターアニス(八角)・フェンネル・バジル・ナツメグ・パセリ・ターメリック(ウコン)など

理由は「子宮収縮を起こさせてしまうから」とされています。スターアニスは、取り過ぎるとエストロゲン過剰分泌を起こすとのこと。

ただし「これらは絶対に食べてはいけない!」というワケではありません。食べすぎるとリスクが高まるという話であって、「食事や調味料として少量使う程度なら大丈夫」と考えて良いでしょう。

注意点として、体質に合わないスパイスが含まれている場合、思わぬ体調不良になることがあるため要注意。市販されているカレールウではなく、本格的なカレーを食べる場合には気を付けた方が良いかもしれません。

カレーは塩分が多い!塩分の過剰摂取で妊娠高血圧症候群のリスクが…

特に市販のカレールウで作るカレーには塩分が多く含まれています。全日本カレー工業協同組合のHPに、次のようなQ&Aがあります。

カレールウには、どのくらいの食塩が含まれていますか?
カレールウの塩分量は、製品により異なりますが、約10%です。1食当りのカレールウは18~20gですので、カレー1食当り食塩量は1.8g~2.0gになります。現在、一食当りの食塩の摂取目標は2.5g未満とすることが目安とされていますので、カレー一食分の塩分量はその範囲に収まっています。
出典:全日本カレー工業協同組合

日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は、男性11g・女性9.3gとなっています。(参照:厚生労働省「国民健康・栄養調査(平成30年)」)

しかし、1日あたりの塩分摂取量の目標値は、男性7.5g未満・女性6.5g未満です。さらに、WHO(世界保険機関)では1日5g未満としています。(参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)」)

日本人はもともと塩分を摂りすぎな傾向にあるんですね。カレー1食当り食塩量を2.0gとすると、1食だけで約3分の1の塩分量に達してしまいます。カレーを外食した場合、例えばカレーチェーンのCoCo壱番屋のビーフカレーであれば、食塩量3.2gとなり、さらに多くの塩分量が含まれることになります。

塩分の摂り過ぎは、妊娠高血圧症候群につながり、妊娠の経過や出産に影響を与えますので、基本的に控えめにすることがオススメされています。塩分面では、カレーはあまりオススメできない食べ物だと言えるでしょう。

カロリーが高い!妊娠中の過剰体重増加で子どもが肥満児に?

カレーはルーに小麦粉や油脂が大目に使用されており、炭水化物である白ごはんにかけて食べると、必然的にカロリーが高くなってきます。カレーライス1食分で「カロリーは700~900KCal、糖質量は100~120g、脂質は30~40g」です。作り方やカレーのトッピング次第でさらに増加することになります。

また、カレーはあまり噛まなくてもスルスルと食べれますし、スパイスがきいていて食欲が増すので、ついつい食べすぎてしまう傾向にあります。

妊娠中の食べ過ぎは過剰な体重増加をまねき、次のようなリスクを高めることになります。

・母体への悪影響…妊娠高血圧症候群、難産、流産のリスクが高まる。
・子どもへの悪影響…巨大児として生まれ、子どもが過体重や肥満になりやすくなる。

母子ともに大きなリスクを背負うことになりますので、カロリー・糖質・脂質などの量を控えめにして適切に体重コントロールをしていく必要があります。油脂が多くカロリーが高いという点では、カレーライスはあまり妊婦さん向けの食事には向かないでしょう。

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妊娠中のカレーはメリットも!妊婦さんこそカレーを食べるべし?

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妊婦さんがカレーを食べることで冷え性を改善できる?

カレーにはスパイスが含まれていて、血行促進や発汗作用があるものが多くありますので、妊娠中の冷え対策の食事としてはとても優秀です。

実は妊娠中は冷えやすいです。

・ホルモンバランスの急激な変化による自律神経の乱れ。
・姿勢の悪化による血行不良。
・運動不足による筋肉量の低下。

など、様々な原因によって身体が冷えやすい状態になります。

「冷えは万病のもと」という言葉があるように、冷えは肩こりや便秘、不眠などのさまざまな不調の原因となるばかりでなく、免疫力低下の大きな原因であると考えられています。ただでさえ妊娠中は免疫力が下がりますから、冷えによる免疫力の低下は是非とも避けたいことです。

そんな妊娠中の冷え対策として、適度にカレーを食べることは有効に働くと考えて良いでしょう。

食欲増進!消化機能を促進させてくれる

カレーのスパイシーな香りをかいで、食欲がそそられた経験のある方も多いのではないでしょうか。カレーのスパイスの中には、胃腸の働きを活発にさせる働きが期待できるものもあります。

私たちが一般的によく食べるカレーに入っているスパイスは主に次の6つ。

クミン豊富な栄養素、抗酸化、消化機能促進作用
コリアンダー抗菌、デトックス、抗酸化作用
オールスパイス香り付け、糖尿病の予防
ターメリック抗酸化、消化機能促進作用
チリペッパー消化促進、抗酸化作用
カルダモン口臭・消化器の不調改善

妊娠中にはオススメされないスパイスも含まれますが、取り入れるメリットも多く、少量であれば特に問題ないとされています。カレーには消化機能を促進する作用もあるということで、食欲のないときにオススメできる食べ物です。

もちろん、つわりの症状が強い時は、スパイスの香りに当てられて、つわりの症状が悪化することもあるので注意しましょう。

栄養素が豊富!さまざまな食材をまとめて食べられる

どんな食材をカレーに入れるのかによりますが、市販のカレールウで作る場合、自分好みに好きな食材を入れることができます。お肉や野菜たっぷりの栄養満点のカレーを作ることができますね。栄養バランスの面では、とても優れている食べ物だといえます。

基本はにんじん・じゃがいも・たまねぎ・お肉ですが、他にも、にんにく、しめじなどのキノコ類、ほうれん草なども合いますし、トッピングに茹で卵やチーズを添えても良いでしょう。

実は、にんじん・じゃがいも・たまねぎ・にんにく・お肉・卵・チーズなどは、すべて「身体を温める食材」に分類できるものです。食材面においても、カレーは冷え対策にオススメの食べ物なのです。

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妊娠中の冷え対策に!身体を温める食べ物・飲み物一覧&見分け方

カレーは3日分くらいまとめて作れますので、一度作ってしまえば調理の手間を省けるという点でもメリットが。妊娠中はキッチンに立つのも大変な作業ですから、適度に手抜きできるのは嬉しいですね。

また、カレーは具材の味をごまかしてくれます。苦手な野菜であっても、細かく切って煮込んでしまえば目立たなくなって食べることができます。いろんな野菜をたっぷり食べれる、栄養バランス良く食べれる、そんな食べ物がカレーライスなのです。

以上のように、妊婦さんがカレーライスを食べることにはメリットもたくさんあるのです。

妊娠中はカレーを!妊婦さんがカレーを食べる際の5つの注意点

妊娠中はカレーを!妊婦さんがカレーを食べる際の5つの注意点

カレーを食べることにはデメリットもありますが、メリットもあります。デメリットの影響を最小限にし、メリットを最大限に生かせるような食べ方をして、カレーのメリットを享受していきましょう。

1.ほどほどに食べる!食べすぎないこと!

これはカレーに限ったことではありませんが、どんなメニューや食材でも、同じものばかりたくさん食べるのは良くありません。食べる量を適度にコントロールしましょう。

どのくらいが適量なのかと言えば、一般的には「1週間に1回・1日に1食・1杯分」くらいであれば、何の問題もなく、安心して食べれる量とされています。つわり中で他のものは食べれないけど、カレーなら食べれる!なんて場合は、もっと回数を増やしても問題ないと思われます。

もし頻繁に食べるような場合は、やはり塩分やカロリーが気になってきますので、ルウの量を少なめにしたり、ルウを薄めたり、野菜を多く入れてご飯を少なめにしたり、工夫をしながら食べるようにしましょう。

2.スパイス量を抑えめに!激辛は避ける!

カレーのスパイスには、食欲増進や消化機能促進などメリットもたくさんありますが、たくさん摂取することで胃を痛めたり、ものによっては子宮収縮を起こさせるなどのデメリットもあります。強すぎる刺激によって下痢をすることも。下痢になっても、妊娠中は気軽に下痢止めを飲むことができません。

スパイスを利かしたカレーが好きだったとしても、妊娠中に限ってはスパイスを控えめのカレーを食べるようにしましょう。

特に妊娠初期はつわりの影響で体調を崩しやすい時期です。スパイスたっぷりのカレーや激辛カレーは控えた方が無難でしょう。妊娠中期以降は、胃が子宮に圧迫されるため、胃酸の逆流や胃痛が起こることがあります。そんなときも、刺激の多いカレーは避けることをオススメします。

3.塩分に注意して食べること

妊婦さんがカレーを食べる際に、やっぱり気になるのは塩分量です。上記で書いたように、カレーライス1食分で約2gほどの塩分量を摂取することになります。
カレールウをたっぷりかけたいママも多いでしょう。さらには、もしおかわりをした場合は約4g。ついついたくさん食べてしまうのがカレーライスなのです。

2日目のカレーをアレンジして、カレーうどんにしたくなるかもしれません。出汁の塩分量が加わって、もっと塩分量が多くなる可能性もあります。

一般的な適正な塩分量は1日7g程度ですから、自分がどのくらいの塩分量を摂取しているのかをイメージしながらカレーを食べるようにしましょう。

市販のカレールウには塩分や脂質が多く含まれています。減塩や減脂質を意識するなら例えばですが、カレールウの量を半分にして、あとはカレー粉を使うという工夫もオススメ。塩分量や脂質量を抑えることができますね。

 

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妊娠中はカレーも含め、いろいろな食べ物をバランス良く食べましょう!

以上、妊婦さんとカレーについてお伝えしてきました。

妊婦さんがカレーを食べることにはデメリットもありますが、メリットもたくさんあります。塩分量かカロリーのこと、スパイスの取りすぎのことを考えて、ほどほどに食べる分には問題ありません。

ぜひ妊婦ごはんの1つとして、カレーを取り入れてみましょう。野菜をたっぷり入れて、栄養満点のカレーにしてくださいね。

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